退院が決まると、ほっとする反面
**「家でちゃんと介護できるかな…」**と不安になりますよね。

でも大丈夫。
退院後すぐにやるべきことは、実は限られています。
まずはこの5つだけを押さえましょう。
「退院後の自宅介護」まずやること5選

① 主治医・スタッフから「退院後の注意点」を確認する
退院前に必ず以下の点を聞いておきましょう。
- 自宅で気をつける症状・変化
- 入浴や食事、動いていい範囲
- 薬の飲み方・タイミング
- 受診や訪問診療の必要性
👉 ポイント
「家で困りそうなこと」を具体的にイメージして、遠慮なく質問しましょう。
② 介護保険が使えるか確認する

退院後の生活を楽にするカギは介護保険です。
未申請の場合は、できるだけ早く動きましょう。
- すでに要介護認定がある場合
→ ケアマネジャーにすぐ連絡 - まだ申請していない場合
→ 市役所・地域包括支援センターへ相談
👉 ポイント
申請中でも、暫定でサービスを使える場合があります。まずは相談を。

認定結果が出る前でも、見込みでサービスを使い始められます。結果が出てから調整するので、まずは相談してくださいね!
③ ケアマネジャーと「退院後の生活」を相談する

ケアマネジャーには、現状をありのままに伝えてください。
- 家での生活状況(家族構成・仕事の時間など)
- ご本人に「できること」と「できないこと」
- 不安なこと(転倒、入浴介助、夜間の対応など)

『夜中に何度も起こされるのがつらい』みたいに、家族の正直な気持ちも伝えて大丈夫。それが良いプランを作るヒントになるんだって。
👉 ポイント
これらを伝えることで、訪問介護・訪問看護・デイサービスなどを
無理のない形で組み合わせてくれます。
④ 退院後に使える在宅サービスを知っておく(かんたんに)
「全部家族でやらなきゃ」と思わなくて大丈夫です。
退院後は、次のようなサービスが使えます。
- 訪問介護(ホームヘルパー)
入浴やトイレ介助
→ 家事と介護の負担を減らしたいときに - 訪問看護
体調チェック、医療的ケア、医師との連携
→ 退院直後で体調が不安な方に - デイサービス(通所介護)
入浴・食事・リハビリ・レクリエーション
→ ご本人の刺激+家族の休息時間に - 訪問リハビリ
歩行練習、筋力維持、転倒予防
→ 「退院後に動けなくなる不安」を減らすために - 福祉用具レンタル・住宅改修
介護ベッド、手すり、歩行器など
→ 必要になってから少しずつでOK

レンタルなら、体の状態に合わせて『やっぱりこっち』と交換もしやすいですよ。お試し利用ができる場合もあります。
👉 ポイント
「どれを使えばいいか分からない」ときは、
ケアマネジャーに任せて大丈夫です。
⑤ 家族が「がんばりすぎない」準備をする
これが一番大事なことかもしれません。
- 24時間ひとりで抱え込まない
- プロの手を借りることは「手抜き」ではない
- つらいときは「つらい」と言っていい

例えば『食事は宅配弁当に頼る』『入浴はヘルパーさんにお願いする』。空いた時間で、ご本人とゆっくりお茶を飲むのも大切な介護です🌱
👉 結論
介護は短距離走ではなく、**「長距離走」**です。
最初から全力だと続きません。

「ちゃんとやらなきゃ」より
「頼れるところは頼ろう」。
それが、在宅介護を続ける一番のコツです🌱

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