〜はじめての介護で慌てないために〜
親の様子を見て、
「もしかして介護が必要かも…」
そう感じた瞬間から、家族の心はざわざわし始めます。
- まだ申請するほどじゃない気がする
- 大げさだと思われないかな?
- 何から始めたらいいのかわからない
実はこの 「迷っている段階」 で悩んでいる方が、とても多いです。

この記事では、ケアマネとして現場で何度も聞いてきた
「介護申請する前に知っておいてほしかったこと」 を、やさしくまとめました。
① 介護申請は「困りきってから」じゃなくていい
多くの方が
「もっと大変になってから介護申請するもの」
と思いがちですが、実はそうではありません。
- 認定を受けるだけでもOKですし、相談だけしておいて、すぐにサービスを使わなくても構いません。
- いざという時の 「お守り」 として持っておく、そんな考え方もあります。

介護申請=何かを決断することではないのです。
「まだ早いかも…」と感じる今こそ、
落ち着いて相談できる、いちばん余裕のあるタイミングとも言えます。
② 最初の窓口は「地域包括支援センター」
「介護の相談って、どこに行けばいいの?」
と迷ったら、まずは 地域包括支援センター(通称:包括) へ。

- 相談はすべて無料
- 今すぐ申請すべきか、一緒に考えてくれる
- 市役所や病院の相談員さんに声をかけても繋いでくれる
介護の相談は、必ず“誰かにつながる仕組み”があります。
一人で抱え込まなくていいんですよ。
③ 「歩ける=介護不要」という誤解
これは、家族が一番陥りやすいポイントです。
介護保険は
「歩けなくなった人のためだけの制度」ではありません。
- 「できること」と「安全に続けられること」は違う
- 料理や片付けが負担になってきた
- 薬の飲み忘れが増えた
- 外出が減って元気がなくなった

こうした 生活のしづらさ も、立派な介護申請の理由になります。
④ 介護申請前に「困りごとメモ」を作っておこう
申請する・しないに関わらず、
日々の小さな変化をメモしておくことは、とても大切です。
- 転倒しそうになった/実際に転んだ
- 夜中に何度も起きている
- 食事量が減った/同じものばかり食べている
認定調査のとき、
「いつも通り」を見せようと頑張ってしまう親御さん は本当に多いです。
このメモが、
ご家族にとっての 強力なサポート材料 になります。

⑤ 介護申請は「親を諦めること」ではない
「介護申請=施設に入れること」
「親を年寄り扱いすること」
そんなイメージから、申請をためらう方も少なくありません。
でも実際は、
介護申請は 家族がこれからも笑顔で一緒に過ごすための「準備」 です。
実際に、入院や転倒をきっかけに
「こんな制度があるなら、もっと早く知りたかった」と話されるご家族は少なくありません。
早めに動いたご家族ほど、後から肩の荷を下ろされています。

まとめ|介護申請は「考える時間」を作るためのもの
介護申請は、ゴールではありません。
家族だけで抱え込まず、
専門家という「味方」を増やすためのスタートライン です。
「まだ迷っている」その気持ちのまま、相談窓口に行って大丈夫ですよ。
ここまで読んで、申請してもいいのかもしれない」
そう感じた方もいれば「まだ少し不安が残っている」という方もいるかもしれません。
次に気になるのは、きっとこんなことではないでしょうか。
・どこに行けばいいの?
・誰が申請できるの?
・何を準備すればいいの?
・どんな流れで進むの?
「手続き」と聞くと身構えてしまいます流れを知ってしまえば、思っているほど難しくありません。
次の記事では、
介護保険の申請方法と流れをケアマネの視点で、できるだけやさしく解説しています。解説しています。
【ケアマネが解説】介護保険の申請方法と流れ|市役所での手続きから利用開始までわかりやすく説明
🫶 ゆるっとケア日和|腸活×介護×FPのヒント帳
今日も、あなたと大切な人の“ごきげんな日”が少し増えますように。
本記事は一般的な情報提供を目的としています。
介護サービスの利用や制度の適用については、
お住まいの自治体や担当の専門職へご相談ください。


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